空回り

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テトリスについて

僕はめちゃくちゃテトリスが好きです。一般に、テトリスというと端っこをうまく空けてミノを積み上げて、Iミノ(真っ直ぐな水色のピース)で4列消しを狙うゲームを想像すると思います。それもあながち間違いではないのですが、僕が熱中しているのはいわゆる対人テトリスで、紫色のTミノをうまく回転させることで相手に効率よくお邪魔ブロックを送ることが重要です。今回は、そんなテトリスと僕の出会いや思いについて書き連ねていきます。

僕がはじめてテトリスに出会ったのは確か高校2年生(17歳)の時でした。当時うちにはSwitchがあったのですが、Nintendoのオンラインサービスに加入していると無料でできるゲームに「テトリス99」が追加されたのです。簡単に言うとテトリスのバトルロワイヤルで、先述したTミノのテクニック(Tスピンと呼びます)も導入されていたため、ここで初めてテトリスを触ると同時に「単に4列消しを狙うだけのゲームじゃないんだ」と衝撃を受けました。

すっかりテトリスに魅せられた僕は、座学をするべくYouTubeでプレイ動画を探します。そうしてたどり着いたのがあめみやたいよう氏です。この辺りは細かく語ると野暮なので割愛しますが、彼は世界有数の強豪プレイヤーであり(備考:彼自身は「世界1位」を自称していますが、正直ゲームのタイトル次第だと思います)、テトリス99に関してもありとあらゆるテクニックを用いて数十回連続で1位を取り続けるなど、常人離れしたプレイを配信しています。テトリスのゲームシステムに衝撃を受け、またあめみや氏にも影響を受け、僕はより一層このゲームにのめり込んでいくこととなります。

翌年、あめみや氏もプレイしている「ぷよぷよテトリス」の新作である「ぷよぷよテトリス2」(以下「ぷよテト2」)が発売されました。名前の通り、ぷよぷよとの異種戦が楽しめる対人テトリスで、バトルロワイヤルとして君臨していたテトリス99と比べ勝つために要求される実力も大きくなっています。テトリス好きの音MAD作者も数名同作品を購入しており、みんなをボコボコにするべくテンプレートの暗記を開始しました。

解説を加えます。テトリス99やぷよテト2などの、いわゆるモダンテトリスには「七種一巡」と呼ばれる法則が存在します。テトリスには7種類のミノがあり、それらがランダムに1巡してやってきて、それが終われば次の7種がまた無作為な順番にやってくる、というものです。ちょっと(かなり?)僕の説明が下手くそですが、要はNEXTのミノに法則性があり、例えばIミノが4回連続でやってくるようなことはありえないことだけ理解していただければ大丈夫です。それを利用して対戦開始直後にTスピンが連続で打てる形を作ったり、大きな火力を送れるパーフェクトクリアやRENを狙うテンプレがたくさん作られています。テンプレを覚え、Tスピンの組み方を練習し、最適化と呼ばれる操作精度と速度を上げるための練習もこなし、気がついたらぷよテト2購入から2年ちょっと経っていました。その途中でTetris Effect:Connectedという別のテトリスにもまたハマり、意欲はとどまることを知りません。どなたか連戦できる方がいましたらぜひ、@YesoftenmeansNo のDMかリプライまでお願いします。